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【元文春エース記者 竜太郎が見た!】浅田美代子と内田裕也 樹木希林さんの“魂”が呼んだ2人 (1/2ページ)

 「病床で希林さんが、映画祭は一緒に行こうって言ってくれたときに涙が出ました。いま、きっと希林さんは見てくれていると思います」

 5回目を迎えた京都国際映画祭のオープニングセレモニー(西本願寺)。先月亡くなった樹木希林さんの遺作となった映画『エリカ38』で主役を務めた浅田美代子はこう思いを語った。

 年齢を超え親友であった2人は同作で親子役を演じたが、そもそも浅田が「私の代表作ってないのよ。ずっとタレントのままなのかなあ」と心情を吐露したところ、樹木さんが「あなたにはこういう役がきっとできるはずよ。やってみなさい」と、62歳の女性が38歳と偽って金を集め、出資法違反で逮捕された実際の事件をモチーフに企画。樹木さんは自らプロデューサーとなって奔走し、製作を無事終えて京都映画祭で発表する予定だったが、残念ながら、そのときを待たずして逝ってしまった。

 「樹木さんは京都に行くことを本当に楽しみにしていたようです。また不思議な因縁なのですが、今回は夫の内田裕也さんも自分が主役のドキュメンタリー映画のために京都入りしていたのです。もしも樹木さんがご存命でしたら、映画会場でニアミスかそれともばったり鉢合わせになっていた可能性もあった。とにかく、見逃せない作品ですね」(京都映画祭関係者)

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