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【外国人が見るニッポン】海外と比べると規制だらけ!? 日本のテレビ番組について (2/3ページ)

■昔より厳しくなっているワケ

 テレビ関係者によると、一昔前であれば批判をされたり視聴率が低迷してもスポンサーが良しとする内容であればそれでよかったのですが、インターネットに視聴者の多くを奪われている昨今では、莫大な広告費をテレビに費やす企業も減っているのだとか。そのため、1つの番組に複数のスポンサーがつくようになり、その全てのスポンサーを納得させないといけないというのです。

 だからこそ益々、視聴者の批判や指摘を無視することは出来ない状況に追い込まれているのですね。さらにインターネットによって、これまで拡散しなかったような思わぬ批判が、簡単に拡散されるという情報社会の特徴も規制に拍車をかけているのでしょう。

 インターネットに視聴者と広告費を奪われているこの時代に番組制作に求められるのは「批判の回避」と「番組の低予算化」に違いありません。それでいて視聴率も気にしなければならないのだから大変です。

■日本と欧米のテレビの変化の違い

 昨今の日本のテレビと海外のテレビをよく観察してみると、テレビの抱える課題に対して日本人と欧米人のテレビマンのとった対策の方向性に大きな違いがみえてきます。

 日本のテレビマンは課題に真っ直ぐ取り組んだようで、低予算かつ万人に受け入れられる当たり障りのない内容を扱う番組を作ることに徹しているようです。

 バラエティー番組は、面白さでも健全性でもプロとして安心して喋らせることが出来る芸能人をひな壇に座らせ、予算のかからないスタジオのセットで完結する内容の番組ばかり。芸能人のお宅にお邪魔してみたり、街をブラリと食べ歩いたりしてみるのも、予算をかけずになんとなく見ていられる内容を作るコツなのかも知れません。

 とにかく何でもすぐに「○○スペシャル!」と題して長時間の番組を作るのも予算削減のためでしょう。例えば1時間2000万円かかる番組を2本作れば4000万円ですが、それを2時間の番組にしてしまえば出演者やスタジオセットはそのまま、3000万円程度で作れてお得という訳です。外国人に「日本のここが凄い!」と言わせる番組も批判が少なく数字が稼げるようで最近多いですよね(お前がいうか!笑)。

 日本の報道番組の面白い所は取り扱うネタの量ではなく、それに対するコメンテーターの発言やスタジオでの解説を重要視する点です。比較的お金のかかる国際ニュースも現地に人を派遣して取材をするのではなく、アメリカのニュースを引用し、これまたスタジオで解説です。フリップのテープを剥がして解説するスタイルは日本ならではで、日本に来たばかりの外国人が面白がるポイントの1つですよ。

 外国人が日本のテレビを見て真っ先に言うのは「日本のテレビ番組はとにかく食って食って食いまくる! そしてどの番組をつけてもずっと同じ人ばっかりテレビに出てる!」なのですが、確かにという感じですよね。正直満腹の状態でグルメ番組をみるのはキツいです。

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