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【外国人が見るニッポン】外国人タレントの歴史から見る…変わりゆく日本人 (3/4ページ)

 カタコトで話し、ちょっとお茶目でボケが強めの外国人タレントという枠が求められるようになったのは、日本人が自信を持ち外国人を「面白い」「可愛い」という対象で見ることができるようになった証拠でしょう。極端な言い方をすると、日本人が外国人を自分より上の存在と見ることなく、むしろ下に見ることもできるようになったとも言えます。なんだか日本人の「外国に負けてないからな!」という見栄を感じますよね(考えすぎ?)。

 そしてバブルが崩壊し、経済の成長にストップがかかった頃が第2の転換期です。今から20年ほど前「ここがヘンだよ日本人」に代表されるような「なぜ日本はこうなのか」「日本人のここがおかしい」と“日本に対して激しい指摘を入れることができるアグレッシブな外国人”が求められるようになりました。これは経済不安からなんとか立て直したい、今ある状況を変えたいという重いと、将来に対する漠然とした不安が、社会への不満や鬱憤を外国人に代弁してほしいという心理に繋がり、その結果支持を受けたスタイルなのではないかと思われます。

 日本のことを悪く言っているのにも関わらず、意外にも日本人がスカっとするようなものだったのもこの為ですね。

 この頃の日本人は自虐的な性格で、鬼嫁等が流行ったのもこの頃かなと思います。自分の悪いところを笑いに変えて乗り越えたいという心情でしょうか。

■外国人タレント第3の転換期

 そして第3の転換期、それは今なのです。今の若者はテレビからネットへと移り、とにかく若者がテレビを見ない時代になりつつあります。テレビを見るのは高齢者ばかり、だからテレビの内容も高齢者に合わせられ、求められる外国人タレント像も高齢者に向けたものへと変わってきているのです。

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