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【シネマパラダイス】“毒舌自意識過剰女子”見参! 「生きてるだけで、愛。」

 芥川賞候補にもなった本谷有希子の同名小説を映画化した異色のラブストーリー。CMやMVで活躍してきた関根光才の長編監督デビュー作。9日公開。1時間49分。

 鬱が招く過眠症のせいで引きこもり状態で寝てばかりいる寧子(趣里)はゴシップ記者の津奈木(菅田将暉)と同棲し、生活もすべて頼り切り。だが津奈木の元カノ安堂(仲里依紗)が現れ、ヨリを戻したいから自立しろと迫る。安堂に押し切られ、寧子はカフェで働き始めるが-。

 【ホンネ】本谷印の“毒舌自意識過剰女子”見参! 最初こそエキセントリックな自己主張に辟易するが、次第に噴き出し面白さの虜に。安堂もある意味、寧子以上にブッ飛んでいて、そんな2人のちぐはぐな会話に爆笑必至。ヒリヒリ痛いほどの寧子の渇望が胸に染みる。菅田の抑えた演技も高値安定だが、趣里の怪演が素晴らしい!(映画評論家・折田千鶴子)★★★★

★5つで満点

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