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【ぴいぷる】これぞ『変態紳士』!? 高嶋政宏「SMやTENGAを後輩の長澤まさみに勧めたら…」 (3/3ページ)

 好きなことにひたすら打ち込む姿勢は何事にも同じで、SMもそのなかのひとつというだけ。それを周囲も知っているから本業への妨げにはならず、演技を求め出演依頼が途切れることはない。来春公開の映画「キングダム」でも君主に忠誠を尽くす昌文君を演じるように、馬上で雄叫びをあげる将軍の役など右に出るものはいないだろう。

 「休憩時間にエロ話をしたって、撮影が始まればしっかりと演じています。そうできなきゃあダメでしょ」。画面を見れば、芝居愛がストレートに伝わってくる。

 自分の好きなもの=愛の求道者であり伝道師。その根源たる家族愛は?

 「父、母、弟(高嶋政伸)。家族でいろいろ話し合ったこともある。でも美学とか、僕が捨ててきたものが折り合わないことも。言い聞かせることとかはできないし、今は見守っていようっていう感じ。でも、困ったときには助けてあげたい」

 そして夫人のシルビア・グラブ(ちなみにSMの趣味はまるでない)。

 「バブルのころはどんどん彼女を取り替えるひどい付き合い方をしていましたが、シルビアに会って変わった。初めてお互いのことが分かるまで話し合った。多分、運命でしょう。シルビアのお父さんが亡くなった後は妻としてだけではなく、娘としても託されたような愛も感じています」

 最後に、今一番やりたいことは(?)に、「やっぱり緊縛です!」とはブレがない。愛に包まれた素晴らしき変態の世界へ、ようこそ。(ペン・秋谷哲 カメラ・宮川浩和)

 ■高嶋政宏(たかしま・まさひろ) 1965年10月29日生まれ、53歳。東京都出身。成城大学卒業。87年の映画「トットチャンネル」で俳優デビュー。同年「BU・SU」とともに第11回日本アカデミー賞新人俳優賞など各新人賞を総ナメにした。来年は「キングダム」「空母いぶき」公開が控える。87年大河ドラマ「独眼竜政宗」、88年朝ドラ「純ちゃんの応援歌」でお茶の間でも人気となり、現在はテレビ東京系「ハラスメントゲーム」出演中。舞台も「エリザベート」、今年の「俺の骨をあげる」など。音楽は無類のプログレ好きで、今回のキング・クリムゾン東京公演にも多数参戦。ベーシストとして“スターレス”高嶋も名乗る。近年、SMに目覚めて「変態紳士」(ぶんか社)を上梓。父は俳優の高島忠夫、母は女優の寿美花代、弟は俳優の高嶋政伸。妻は女優のシルビア・グラブ。

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