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【外国人が見るニッポン】「生理」について男女で対立するニッポン人 (2/3ページ)

 僕はロシアのSNSも利用しているのですが、男女の対立といえば「女性に痩せることを求める男はダメ」や「男性だからって乱暴する女はダメ」等色々ありますが、少なくとも生理の大変さで対立しているものは見た事はありません。「今日は生理、イライラする!」という女性の投稿は見かけるのですが、「男性も知るべきだ。」とするような内容のものはあまり見かけないです。

 なぜ日本の女性とロシアの女性で、この点に違いが出てくるのか正直不思議です。少なくとも1つ言えるのは、ロシアの女性の方が、生理にまつわる環境に満足しているのでは?ということです。逆に言えば、日本の女性は何かしら不満を抱えているということになります。

 生理にまつわる環境といえば、生理休暇の制度が充実しているのか?と調べてみましたが、どうやらロシアには生理休暇なるものはない様子。むしろ生理休暇という制度がある日本のような国の方が珍しいと言われているようです(まあ日本では結局取得が出来ないという問題もありますが)。

 女性の生理や出産にまつわる制度は、正直ロシアよりも日本の方が充実している印象です。日本の女性を不満にさせているポイントは制度や法律ではなさそうです。ではロシアと日本の女性の生理事情で他にどんな違いがあるのでしょう。

 1番大きく違うと感じるのは、日本人の生理に向き合う姿勢です。日本では普段の生活で「生理」という単語をあまり使いませんし、そもそも生理について話すこともありませんよね。男性の前で女性が生理について話している姿はほとんど見かけることがありません。それに男性は生理について話すこと自体がご法度な雰囲気です。

 仮に生理について会話をするとしても「女の子の日」や「あの日」と言葉を巧みに濁し、ヒソヒソ声で何だか麻薬の取引でもしているかのような雰囲気で話します。女性が「生理が大変だ」「男性も知って欲しい」と不満が言えるのは匿名のSNSだからこそなのです。

 ロシアではこの点がどうだったかを思い出してみると、平気で女性が「今日は生理なの!イライラするからくだらないダジャレは言わないで!」と男性に言っていた場面を思い出しました。男性も「プルーンを買ってきたけどいるかい?」という感じです。あ、プルーンというのは鉄分が豊富で生理中の女性の健康にイイとされているフルーツ、ロシアの女性は生理中によく食べるのです。

 日本ではあり得ないかも知れませんが、嫁が夫に「ナプキンを買ってきて」とおつかいを頼むことも普通です。日本では生理用品スペースに男性が近づくこと自体がマナー違反と言われかねない状況ですが、ロシアのスーパーでは生理用品スペースに男性がいることは珍しいことではありません。

 そもそも生理用品といっても、ナプキンやタンポンの他に月経カップ等様々な商品があります。ナプキンにも羽根つきタイプや羽なしタイプ等めちゃくちゃ多種多用で男性が選ぶなんて不可能なのではないかと思うかもしれませんが、自分の奥さんがどんな生理用品を使っているかを把握しておくのはロシアでは常識です。

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