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【外国人が見るニッポン】「生理」について男女で対立するニッポン人 (3/3ページ)

 日本の男性は女性が生理中にお腹が痛くなったり、イライラしたり、出血することはある程度知っていても、どんな生理用品をどのように使っているかは知りませんよね。これは男性が女性と向き合おうとしていないのではなく、単純にそれを知る機会が無いのです。

 日本の小学校に通っていた頃、突然先生に「今日は女子は保健室で授業です。男子は外でドッヂボール」と言われ、戻ってきた女子に「何の授業だったの?」と聞いたら「先生が男子には秘密だって!」と言っていたのを思い出しました。

 何で日本の小学校の性教育は男女別でやるのでしょうか? 結局その後、男性である僕は日本で生理について教育を受けた記憶はありません。生理について男子に教えないのはイジメに繋がるからでしょうか。でも男子にそれを把握しておいて貰わないと、将来、無意識に女性をイジメることに繋がるのではないでしょうか?

 以前、男性社員に「生理をするならトイレに行け」と言われた女性が話題になったことがありましたが、生理はトイレのように自分でコントロールが出来ないものと教育を受けたことがない弊害がこれです。ナプキンのCMを見て、生理中は青い液体が出ると本気で思っていた友人もいました。

 このような男性の無知からくる悪意のない不親切が女性を不満にさせ、その結果男女の対立に繋がっているように感じます。そして「男性は生理について知らないのだから、生理中の女性には何も言ってはいけない。その大変さを知らないんだから、無条件に受け止めるべきだ」という考え方が広まっているように感じます。でもそれでは逆効果でしょう。

 元はと言えば女性の体を不必要に神秘的に、秘密主義的に扱いすぎたことが原因なのですから、さらに「生理」について触れてはいけない雰囲気を強めるのはいかがなものかと思います。

 生きていく上で男性には男性の大変さがありますし、女性には女性の大変さがあります。本来であればお互いの痛みを知って助け合うのが理想でしょう。女性は堂々と生理について隠さずに話せばいいですし、男性は分からないことがあればちゃんと聞けばいい。そしてその痛みが分かれば素直に「そんなに大変なんだね。いつもありがとうね」と言えばいいのです。男女逆の場合も同じです。

 1番やってはいけないのは「あなたは楽そうでいいわね」や「こっちだって大変なんだから我慢しろよ」と相手の痛みを理解しようともせず、自分のことだけを押し付けることです。そんなことでは平和な社会になりません。みんなで上手いこと、仲良くしましょうよ。

■ブラス 1992年4月20日生まれ。ロシアで生まれ、5歳の時から日本に移住。かつては某動画配信サービスで有名配信者であった。現在はサラリーマンとして働く。

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