記事詳細

【桂春蝶の蝶々発止。】M-1審査員の力量に感動! 論評の端々に「真理」が隠されていた (1/2ページ)

 「M-1グランプリ」って、やはりすごい大会ですね。今年優勝した「霜降り明星」はもちろんすごかったし、「和牛」や「ジャルジャル」も引けを取らなかった。それ以外にも、出演者の発言がネットニュースをにぎわしたり、あるいは行きすぎて炎上しちゃったり(苦笑)。

 とにかく、この大会は「火力」がすごすぎるんです。私は今回、何かと話題となっている「審査員」について、思うところを書きつづってみたいと思います。

 上沼恵美子さんや、オール巨人師匠という、漫才界の「中興の祖」が両脇を締める。この師匠たちは、芸能界の最前線でバリバリに活躍し続けている。しかも、上沼さんは「見取り図」の漫才評を「前半が古い。私たちがやってきたものと同じ」と新鮮味を求め、新素材を発掘してゆく重要性も説いていた。これは上沼さんが、移ろいがちな大衆の支持を何十年も得てきた根拠、裏付けとも言える一言ではなかったでしょうか?

 今回の審査、吉本以外の立川志らく兄さん、ナイツ塙さん、サンドウィッチマン富澤さんが入ったことで、バランスが抜群によくなりました。

 富澤さんについては、もはや「笑いの科学者」であり、毎年論文を書いてほしい存在。私が最も応援しているジャルジャルにも、彼らをクサすのではなく「2人の人間が出てくると最強になる」と的確な処方箋を出しておられました。お客さんは芸の向こうにある「人間味」を見に来ているのだと、分かっているからこその発言でしたね。

関連ニュース