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【高須基仁 人たらしの極意】「鯨肉」は島国ニッポンの源だった! 国際捕鯨委員会からの脱退にエールを

 日本政府が国際捕鯨委員会(IWC)から脱退した。この英断にエールを送りたい。

 私たち団塊世代は、鯨肉のカツや竜田揚げ、煮物にどれだけ世話になっただろう。そりゃあ、牛や豚を食べたくても食べられない時もあった。しかし、島国ニッポンにとって鯨は貴重なタンパク源であり続けた。大食いの鯨が、日本近海の鰯などの小魚を丸呑みにする無理のない食物連鎖が、経済成長期の台所や給食を支えたのだ。われわれ世代は、「足る」と「足らざる」を知っている。

 浅草に長く住んだ私は、芸人酒場としてビートたけしの歌にも登場する居酒屋「捕鯨船」にもよく行った。ロック座の亡き齊藤智恵子会長が、踊り子が食いっぱぐれないように作った和食処「大勝館」でも、もちろん鯨料理は人気だった。

 だが、いつの間にか「捕鯨の保護」がおかしな方に向かって、調査捕鯨の名の下に、わずかしか手に入らない貴重品になってしまった。

 私は、福岡県田川市の友人からたびたび届く「塩くじら」が好物だ。筑豊の炭坑で働く丈夫(ますらお)たちが塩分とタンパク質を補給した塩漬け肉は、茶漬けにすると絶妙! 欧米人に右にならえと従う必要などない。クリスマスの七面鳥や、ミシュラン級のジビエより鯨が、日本人の血肉に合っている。

 さて、言いたい放題、書きたい放題の当コラムが『高須流 人たらしの極意2』(展望社刊)として発売された。週刊現代の元名物編集長、元木昌彦氏は、「人生最後の戦いを、高須さんを押し立てて、ジジイパワーを結集させ、死に花を咲かせようと思っている。クリント・イーストウッドの映画『グラン・トリノ』のコワルスキーのように」と寄せてくれた。来年もまだまだ暴れるぞ!(出版プロデューサー)

 ■高須基仁の“百花繚乱”独り言HP=「高須基仁」で検索

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