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【番記者だけが知る女優・樹木希林の壮烈人生】40年以上たっても崩れなかった…希林さんの一徹な「離婚しない」態度 (1/2ページ)

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 ロック歌手の内田裕也と1973年10月に結婚したが1年半で別居。その間のことを「意見が合うときは最高に仲がいいんだけど、一度すれ違っちゃうともうダメ。殴り合いの大げんかになり、彼は出て行く」と話す。

 けんかが始まると大声で怒鳴りあい、物が部屋中を飛び交うそうで「マンションの隣や下の階の人は強烈な騒ぎに耐え切れず、何人か引っ越して行った」というほど。

 別居して6年後の81年、突然彼女から電話があった。「裕也が勝手に離婚届を提出した。相談に乗って」というので、代々木のNHK近くの喫茶店で会った。当時5歳になる也哉子を女手ひとりで育ててきた希林さんと裕也は別居後も1年に1、2度は会い、親子で食事をすることもあった。ところが裕也は他人に「内田啓子」と書かせ、離婚届を区役所に出してしまったのだ。

 私は知人の弁護士の知恵を借り「法的には無効だし、裁判しても勝てる」と伝えた。彼女は「裕也は縁あって結ばれた人。添い遂げるのが当たり前。絶対に離婚しない」と私に決意を話し、裕也に宣戦布告。私は、所属のスポーツ紙に「泥沼の離婚騒動」記事を載せた。

 むろん裁判は彼女が勝ったが、裁判官は裕也に同情を寄せ、彼女に「裕也さんは、あれだけ別れたがっているのですから、なんとか…」と最後に一言付け加えている。

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