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【サザンオールスターズ40周年への轍】1988年 復活コンサートでは“夢の競演”も 今でも色あせない名盤「Keisuke Kuwata」 (1/2ページ)

★第11回

 サザンオールスターズのデビュー10周年という記念すべき1988年には、ソウルオリンピックが開催され、青函トンネル、瀬戸大橋が開通、日本初の屋根付き球場として東京ドームがオープンした。また、戦後最大の贈収賄事件といわれる「リクルート疑惑」が発覚。さらに、不良少年グループによる「女子高生コンクリート詰め殺人事件」という悲惨な事件が起きたのもこの年だった。

 85年の年末以来、サザンの活動休止期間は2年余りにわたっていた。その間、メンバーはソロ活動を精力的に繰り広げていた。

 86年からソロプロジェクトを始動させた桑田佳祐は、88年3月にソロ・シングル第2弾「いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)」をリリースした。同曲は前作の「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」の記録と並ぶチャート2位まで上昇する大ヒットとなった。

 そういった中で迎えた、デビュー10周年目の6月25日。彼らはサザンオールスターズとして再結集し、3年ぶりの新曲「みんなのうた」をリリースした。さらに、これまでリリースしたアナログのシングル23枚をすべてCD化して発売した。

 また、同日に全国9カ所全20公演のコンサートツアー「サザンオールスターズ~真夏の夜の夢~1988大復活祭」のチケットも一斉発売した。50万枚のチケットは即日完売となり、当時の大ニュースとなった。

 そればかりではない。この日の深夜には、TBSで10周年記念特別番組として、青山スパイラルホールでのサザンのライブが放送されるなど、まさに怒濤(どとう)のような勢いの復活劇となった。

 「1988大復活祭」は、その1カ月後の7月26日からスタートした。野外ライブで三十数曲を歌いあげる大構成に、詰めかけた全国50万人のファンは熱狂した。

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