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【織田哲郎 あれからこれから】高校生の頃すでに「決定事項」だった…プロとして音楽で食べていくこと (1/2ページ)

 さて、まず1回目の原稿から書き終えたものを勝手にPCに消された織田哲郎です。

 多分うちのPC的にはつまらんから全部書き直せと。そういう愛のムチだったのではないかと、はい。

 気を取り直して書き直していこうと思いますが、まあなんというか気がつけば音楽家として、さまざまなことをやり倒して40年。

 ただ、私の場合メモリー機能が半壊状態といいますか、良く言えば前しか見ない気質なのです。

 多分人生なんぞ、記憶回路がなまじ優れていた日にゃあ、あんな恥、こんな恥いつまでたっても鮮烈なままなわけでしょう。それはそれは居たたまれない日々だと思うのですよ。年を取れば取るほどに。

 なので私は逆に『忘却力が優れている』とそこはあえて言いたい。

 老人になるとボケてくるというのは神様の優しさだと私は思うのです。

 昨年、還暦を迎えた私ですが、例えば俳優の名前が出てこない。

 その俳優が出ていた映画の話を「アレに出てた」と説明しようにも、その映画のタイトルが出てこない。

 「ほら一緒に出てたのがあの…」と共演していた俳優の名前もやはり出てこない。

 こんなことザラです。

 そんな私は明らかに昔より生きるのが楽になりました。

 楽にはなったのですが、「さて40年いろいろなことがあったぞ」「みんなに聞いてもらうと面白がってもらえる話がたくさんあるぞ」という気はするのですが、もしかするとそんな気がするだけで何一つ思い出せないかもしれません。

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