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【トレンドウオッチャー木村和久の世間亭事情】大河「いだてん」の流れつく先は… 違和感と方向性を探る (1/2ページ)

 近現代を描くNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」ですが、2話目で視聴率が下がり、それが話題となりました。3話目はやや上昇しましたが、当分視聴率の乱高下は続く気配です。その新大河の違和感と方向性を探ってみます。

 やはり大河ドラマは時代物で、英雄や豪傑が活躍しなければと、皆さん思っていますよね。今回の主人公、金栗四三や田畑政治は、ほぼ無名です。脇役の嘉納治五郎や古今亭志ん生の方が有名じゃ、困ります。来年のオリンピックのために、無理して盛り上げている気がしてなりません。

 しかもオリンピック招致ネタは、最悪のタイミング。竹田恒和JOC会長がフランスから贈賄の疑惑をかけられています。オリンピック招致のドラマは、イメージが被りますね。早くゴーンさんを解放し、バーターで竹田会長を、嫌疑不十分にしないと。

 ここは漫画「天才バカボン」のロジックで、こっそり主役を替えましょう。天才バカボンって、主人公は“バカボンのパパ”でしょ。少年誌でオヤジが主人公はまずいからって、替えたのです。

 というわけで、金栗四三を描きながら、嘉納治五郎をたくさん出しましょう。嘉納は柔道の父ですが、日本オリンピックの父という側面を持っています。1940(昭和15)年の幻の東京オリンピックは、日中戦争の影響で風前の灯でした。逆境の中、名演説をして、日本開催の支持をとりつけました。しかも、帰りの氷川丸船内で病死してしまう。棺にオリンピック旗が載せられていたエピソードは、ジーンと来ます。いっそ嘉納治五郎を前半の主人公にしましょう。

 さらに後半、64年の東京オリンピック招致で、田畑政治はJOC会長になり活躍しますが、そこもさらりと描きますか。

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