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【外国人が見るニッポン】外国人が日本の病院に通いたくないワケ (2/3ページ)

■ある病院での体験

 先日、何気なくネット記事を読んでいると「足の裏のホクロに注意」という内容の記事に出会いました。足の裏にホクロがある人は、それが皮膚ガンである可能性が高いため、医師に診断してもらうべきだと言うのです。どのくらい信憑性がある話かは分かりませんが、念のため足の裏をチェックしたところ…あるやん! しかも2個!!

 僕はこの手の医療関係の記事や、病気の前兆を取り上げるテレビ番組などに影響を受けやすく、全部自分に当てはまっているように感じてしまうタイプの人間です。もうアカン、あたし死ぬんや…そう覚悟をしましたよね。

 そんなこんなで、僕が最近通った日本の病院は、近所の皮膚科です。

 病院といえばかなり待たされる印象がありますが、最近はネットで予約ができる病院も多く、そちらの皮膚科もネットで予約をしていきました。ネットで予約した時点で番号が提示され、現在の待ち時間がおおよそ分かるようなハイテクな仕組みです。患者を待たさない工夫に感心ですが、問題はこの後です。

 受付を済ませ、お年寄りの多い待合室でモニターに診察の順番を知らせる番号が表示されるのを待っていると、看護師が出てきて何やら叫んでいます。

「コバラ、プラ…ん?コバラ、ブラスさーーん!!いらっしゃいますかーー!!」

 ああ、僕の名前や。そう、僕の名前は8割ぐらい確率で1度読み間違えられます。その為「はい」と答えた僕は「変な名前やな、どんな人や?」と全待合室のお爺ちゃんお婆ちゃんの注目の的になるのです(これ殆どの外国人があるあると頷いてくれますよ)。

 いや、恥ずかしいから! 番号何のためにあるねん! 番号で呼んでくれや! という感じですが、病院はお年寄りも多く、番号で呼ぶと混乱が起きるのかもしれません。仕方ないのでここは恥ずかしさをグッと堪えます。

 看護師は大声でニコニコしながらこう言います。

「コバラさん、本日は初めてですね。どのような症状でしょうか? いかがいたしましたかー?」

「はーい! 足の裏にホクロが2個あるので、ガンじゃないか診察してほしいでーす!!」

 って言えるか! いくら混雑しているからって、ここでそれ聞く? 「風邪で咳が止まらなくて」とかならまだいいかもしれませんが、ここは皮膚科ですよね。若い女の子が水虫を診察して欲しくて来ている可能性だってあります。

 「ここでは言えません」と言ったらそれはそれで感じが悪いし、人に言えない症状って何? と余計な憶測を呼びます。待合室で自分の症状を言わされるのは、辱めそのものでした。

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