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【シネマパラダイス】「人種差別」に対する主張が見える アカデミー賞脚色賞に輝いた話題作「ブラック・クランズマン」

 米コロラド州コロラドスプリングスで初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワースの回想録をスパイク・リー監督が映画化し、アカデミー賞脚色賞を受賞した話題作。「ドゥ・ザ・ライト・シング」などで黒人映画を牽引してきたリー監督ならではの作品になっている。上映時間135分。22日公開。

 1970年代半ば。黒人刑事ロン(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は白人至上主義の過激派団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集を見て電話をかけると、面接にこいという。黒人ではまずいと、同僚の白人刑事フリップ(アダム・ドライバー)が行くと面接に合格し、皆の信頼を集めるようになる。ロンとフリップのKKK潜入捜査は本格化していき…。

 【ホンネ】電話は黒人のロン、面談は白人のフリップという2人で1人の役割分担潜入捜査が実話というのに驚く。ラストは移民排斥を助長するトランプ大統領の映像になり、人種差別が現在も根強いというリーの主張が浮かび上がる。ロン役のワシントンは、名優デンゼル・ワシントンの息子で好演。(映画評論家・おかむら良)★★★★

 ★5つで満点

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