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ベテラン声優の白石冬美さん死去、深夜放送草分け「パックは私の青春そのもの」

 アニメ「巨人の星」で星飛雄馬の姉、明子を演じるなどベテラン声優の白石冬美さんが、虚血性心不全のため亡くなったことが29日、分かった。82歳だった。白石さんといえば深夜放送の草分けとしても知られ、夕刊フジのインタビューで当時の思い出を語っていた。

 白石さんは、1967年からTBSラジオ「パック・イン・ミュージック」で、声優の故野沢那智さん(2010年死去)と15年にわたりコンビを組み“ナッちゃんチャコちゃん”として人気を集めた。“ちっちゃい子”からチャコの愛称が生まれたという。

 14年に番組のスペシャルライブが開かれた際の取材で白石さんは、「パックは私の青春そのもの。辛い時でも、TBSのスタジオに入ってみんなの手紙を読むとたちまち元気になれたんです。パックが私を癒やしてくれたような…」と振り返った。

 また、「新しい才能を発掘するのも深夜放送の得意技でしたね」と“パック愛”を次のように明かしている。

 「(元TBSアナウンサーで番組パーソナリティーの)林美雄さんは、タモリさんやおすぎとピーコを他に先駆けて紹介したし、石川セリさんや山崎ハコちゃんも林さんの紹介で深夜放送から世間に広まっていったんです。ナチチャコパックでは、リスナーも一種のスターでした」

 タモリ(73)や山崎ハコ(61)は後にニッポン放送の「オールナイト・ニッポン」でレギュラーに。文化放送では「セイ!ヤング」が放送されるなど、70年代の深夜放送黄金期に“ナチチャコ”はリスナーの支持を大いに集めた。

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