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【シネマパラダイス】チェイニー副大統領の“真の姿”をあぶり出す!? ユニーク伝記エンターテインメント「バイス」

 ジョージ・W・ブッシュ政権時の副大統領、ディック・チェイニーの真の姿をあぶり出した、ユニークな伝記エンターテインメント。米アカデミー賞作品賞など8部門でノミネートされ、メークアップ&ヘアスタイリング賞を受賞。監督は「マネー・ショート 華麗なる大逆転」のアダム・マッケイ。5日公開。2時間12分。

 1960年代半ば、酒癖の悪いディック(クリスチャン・ベール)は後の妻リン(エイミー・アダムス)に尻を叩かれ、政界へ。下院議員のラムズフェルド(スティーブ・カレル)の下で政治を学ぶ。やがて頭角を現した彼は重要ポストを歴任し、副大統領となる。

 【ホンネ】徹底役作りのベールが20キロ増量で“完コピ”。ブッシュらも激似で噴き出す。疑惑真っ黒なのに憎み切れなさも匂わせた描き方は多面的で面白い。何かと高評価の本作だが、時系列のシャッフルが小賢しく、個人的には辟易。(映画評論家・折田千鶴子)★★★

 ★5つで満点

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