記事詳細

【シネマパラダイス】薬物中毒の青年の苦闘を父親視点で描く 実話に基づく物語「ビューティフル・ボーイ」

 実話に基づく薬物中毒の青年の長い苦闘を父親の視点から描いた問題作。学生のニック(ティモシー・シャラメ)は優等生でスポーツ万能、父親のデヴィッド(スティーヴ・カレル)に将来を期待されていた。

 しかし彼はある時からドラッグ中毒になり、その後、更生施設の入退院を繰り返す8年にわたる父子の闘いが始まる。原作は音楽ライター、デヴィッド・シェフと息子の作家、ニック・シェフ、それぞれの実体験著作。フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督。12日公開、上映時間2時間。

 【ホンネ】家族のサポートと愛がいかに大切かを訴える一方で薬物依存という病気の怖さをリアルに伝えている。家族全員が身も心もすり減らし、家庭崩壊寸前状態が8年間続く泥沼の悲惨さは言語に絶する。題名はジョン・レノンの曲名。(映画評論家・山形淳二)★★★

 ★5つで満点

関連ニュース