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今の新喜劇スタイル生んだ…木村進さん壮絶人生 演芸関係者「寛平さんにとって、木村さんは恩人」 (2/2ページ)

 木村さんは87年、三代目淡海を襲名するも、翌88年の襲名披露全国公演中に脳内出血で倒れ、左半身が不自由となって車いす生活に。長年にわたって浴びるように酒を飲むなどの不摂生がたたったのだ。私生活では元日活ロマンポルノの女優だった風間舞子と結婚するも離婚。表舞台から遠ざかることになる。まさに昭和の喜劇人を体現したかのような人生だ。

 「寛平さんは木村さんが退団した後も年に3回は会って身の回りの世話をしていたそうです。寛平さんにとって、木村さんは今の地位を築くことになった恩人ともいっても過言ではないからです」と演芸関係者。

 「それまでの新喜劇は花紀京さんや岡八郎さん、船場太郎さんら演技派が中心の喜劇だったが、木村さんの登場がギャグやキャラクターで笑いを積み重ねていく現在の新喜劇のスタイルを生んだといえる。その最たる存在である寛平さんも木村さんがいなければ輝くことはなかっただろう」と演芸評論家、今村荘三氏。

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