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『俺スカ』白石麻衣“黒一色”と“下ネタ”で挑む本当の意味 (2/4ページ)

 里見は、まだ教師2年目の立場であるにも関わらず、学校に遅刻し、集会で居眠りし、保健室で昼寝するなど、やる気のなさが際立っていますが、注目すべきは心の闇を感じさせる黒一色の服装。教師たちの中で異質な存在となっているほか、職員室では向かいの席で座り、朝礼では隣に立つなど、カラフルな服を好む原田とのコントラストになっています。

 そもそも白石さんには、非イケメン中年の古田さんが主演である分、「美しさ」「愛でる」という役割がありますが、大倉孝二さん、荒川良々さん、小市慢太郎さん、シソンヌじろうさんら教師役の俳優が並ぶと、そのビジュアル差は歴然。見る人の多いドラマでは「演技力以上に重要」と言われる視覚的な存在感が大きく、「いい意味で浮いている」「確信犯的に違和感を醸し出す」ことができます。

 もう1つ、里見のキャラクターを際立たせているのは、毎週のように発せられる下ネタ。原田の歓迎会で「ポコチンはどうしてるんですか?」「デカチンか~」と発したあとも、「ファイティンポ(ファイトの造語)」「きん(たま袋と言おうとしたところを遮られて未遂に終わる)」などのフレーズを繰り返しているのです。

 もちろんこれは脚本・演出によるものですが、白石さんサイドがOKを出さなければ実現しないもの。白石さん本人が「言いにくさはない」とコメントしていることから、むしろ歓迎している感すらあり、今後も見られるのではないでしょうか。

 ◆美しさを武器にしたコメディエンヌへ

 制作サイドが、清楚で美しい白石さんに下ネタを話させることでインパクトや話題性を狙っているのは明らかですが、白石さんとしても演じられる役の幅を見せる絶好機。各局の作り手たちに、「私はここまでやれるんですよ」「遠慮なくオファーをください」と言っているようでもあるのです。

NEWSポストセブン

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