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【酒井政利 時代のサカイ目】唯一無二の“ユーミンワールド”走り続けて45年 「歌に自信がなかったから…」 (1/2ページ)

 ユーミンが全国アリーナツアー『松任谷由実 TIME MACHINE TOUR Traveling through 45years』(16会場40公演)を終えた。昨年9月にスタートさせた“平成最後”のコンサートは8カ月のロングランとなり“令和最初”の公演となった。どの会場も壮大なショーは3時間以上に及んだ。

 ステージは極上のエンターテインメントで、幕開けは“遠い未来の遺跡発掘現場”。ユーミンのタイムマシーンが発見される。「今回は45年間でやってきたショーをヒントに新しく組み立て直すという今までになかった試み」とユーミン。

 ツアータイトルの“タイムマシーン”が物語るように過去のツアーの名場面を現代風にアレンジして再現。観客に360度囲まれたセンターステージに、まずは1994~95年の『THE DANCING SUN TOUR』のオープニング衣装を彷彿させるスパンコールの燕尾服姿で『ベルベット・イースター』をピアノで弾き語り。

 伝説のように語り継がれている79年の『OLIVE TOUR』で子象に乗って登場したステージの再現も。ロボットの象に乗り、ステージ下から競り上がって登場。象は鼻や耳、足、尻尾が動き、声も出して観客を大いに沸かせた。

 70年代から2010年代まで、5つの年代でアルバムランキング1位を獲得した唯一のアーティスト。彼女の歌詞の世界は誰もが思い当たる日常を繊細に切り取り、映像を思い浮かばせる。おしゃれ度も高く、衣食住どんな些細なものでも彼女の手にかかるとすべてがカッコよく洗練され、唯一無二の逸品になる。

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