記事詳細

【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】私は「働かないおじさん」ではない! 怯えながらも繰り返す“正しい毎日” (1/2ページ)

 昭和用語である「窓際族」という言葉を、今の若い連中は知らないという。しかしそれに取って代わり、悪い意味で進化した存在として「働かないおじさん」という言葉が流行り出している。

 「窓際族」という言葉は出世コースから外れ、実質的な業務を与えられずに窓際の席で新聞を読んでいるような、閑職の中高年サラリーマンを揶揄する言葉である。

 しかしこれは終身雇用制度が企業にまだ存在した昭和という時代ゆえ、成立した「風景」とも言えるだろう。企業にまだそういう「余人員」を保持できる余裕があったということである。

 だが「修羅の時代」へと変わり、「窓際族」で終えられたような人材もいや応なく働かないわけにはいかなくなった。

 だが経済環境の変化は激しく、情報技術などの進化は日進月歩。

 そんな時代を生きている新世代からすると、バブル時代のさび付いた金科玉条から抜け出せない「少数」は、逆に自己保身のために意図的に足を引っ張るケースもあると批判されている。

 つまり無駄な給料を払っているが、他は無害であった「窓際族」に対して、「働かないおじさん」というのは、実害があるというのだ。

 若いサラリーマンたちからこうした話を実際に聞いて、まさにその「世代」である私は胸の詰まる思いになった。

 その「世代」の1人として、「働かないおじさん」が安酒を飲みながら「バブルがまた来ないかな」などと最後は神頼みになってしまう気持ちも理解できる。

 だが同時に、私は自分が「働かないおじさん」ではないと強く断言する。

関連ニュース