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【BOOK】又吉直樹さん 「わかったぞ!!」で広がる日常 読書の楽しみは「共感と発見」 (3/3ページ)

 --活字離れが言われていますが、読書の楽しみとは

 「おもしろいから読むのです。おもしろいということを“分解”すると、自分だけじゃなかったんだなこの感覚は、という読後の共感です。漠然と感じてはいたけれど、うまく言葉にできなかったことを、作家が言葉でバン! と1行で言ってくれているなあ、みたいなところでしょうか。それと、ヘウレーカではないですが、そんな発想や選択肢は自分の日常にも人生にもないはずだった、という発見です。共感と発見がある本を、ぼくはおもしろいと思っています」

 --この本をどう読んでもらいたいですか

 「ふだんの生活の中ではなかなか聞かないような話に出合えるテレビ番組です。知っておくと、ちょっとだれかに話してあげたくなるような部分があるし、こうしたジャンルになじみがない人でも、自分の日常を広げてくれるような番組であり、本です。ぜひ、見て読んで、なるほどと納得していただきたいものです」

 ■あらすじ 毎週水曜日22時からNHK・Eテレで放送中の人気番組「又吉直樹のヘウレーカ!」の初の書籍化。

 2018年4月以降に放映してきた中から、「なぜ植物は〈スキマ〉に生えるのか?」「〈金縛り〉はなぜ起きるのか?」「サボる〈アリ〉はいないのか?」「月はなぜヒトの心を捉えるのか?」「〈男はつらい〉ってホント?」「本当のことは目に見えないのか?」「魚も迷子になりますか?」「ホントに鳥は飛びたいのか?」の全8回分を収録している。

 ■又吉直樹(またよし・なおき) 1980年、大阪府生まれ。39歳。お笑い芸人、作家。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。「ピース」のボケ担当。読書家として知られる。2015年、『火花』で第153回芥川龍之介賞を受賞。著書はほかに『劇場』『東京百景』などがある。

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