記事詳細

【ジュリア・ミント プーチンの国より愛を込めて】「夢で見た人」と結婚した祖母 (1/2ページ)

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆様!

 長年の戦争が終わってまもなく、建築家になるという夢を持ってエカテリンブルグにやってきた当時16歳の祖母は、建築学校に入学し勉強を始めました。

 1年が経ったある日、祖母の配給スタンプが盗まれました。当時の社会主義ソ連では、そのスタンプがなければ食料が調達できません。

 少ない貯えも尽き、遂に食料を買うことが出来なくなった祖母は、勉強をやめて村に帰らなければなりませんでした。

 数カ月後、ラトビアに住む祖母の姉から連絡が来ました。

 既にバルト海沿岸の都市、リエパーヤに住んでいた姉は、故郷の村で意気消沈していた祖母のために仕事を見つけ、移住許可の手配をしていました。そして、リエパーヤに移り住んだ祖母は発電所で働くことになりました。

 その年の暮れ、姉が当時ロシア女性の間で流行していたまじないの一種を祖母に試しました。

 そのまじないの後に夢を見ると、その夢が叶うという話でしたが、試された祖母は真剣に取り合いませんでした。

 しかしその晩、彼女は本当に夢を見たのです。

 それは“祖母が広場を歩いていると背の高い船員に気付き、船員のそばに近寄ると、彼がひざまずいてプロポーズする”という夢でした。

 数日後、海軍の若い兵士のために開かれたパーティーに行った祖母は、夢で見たような背の高い青年と目が合いました。その青年は後の伴侶になる祖父で、お互い一目ぼれでした。

関連ニュース