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【テリー伊藤 狸の皮算用】欽ちゃん、大学を自主退学 頭の使い方違う「勉強」と「笑い」 (1/2ページ)

 萩本欽一さんが「これからの2年間を笑いの仕事に集中したい」と、4年前に社会人入試で合格した駒沢大学仏教学部を自主退学した。

 週刊文春の連載エッセーによると、欽ちゃんは大学生活の4年間で「勉強の頭」になり、コント番組を作ろうとしたとき、「笑いの頭」に切り替わらなかったんだとか。欽ちゃんにとって、笑いというのは「ひらめき」で、それはお笑いのことを四六時中考えて、初めて生まれるという。

 かつて私も、テレビ番組の制作をしていたときは、ベッドの横にボールペンとノートを置き、1日に企画書を100本書くことを自分に課していた。1日中、バラエティーの企画を考えていた。だから、その気持ち、少しはわかる。

 欽ちゃんはお笑いを捨てて大学に行ったわけではなく、お笑いの新しい可能性を探るために大学に行ったんだと思う。「笑いと仏教」をテーマに卒論を書こうとしたことでもわかる。

 ただ、卒論は卒業に必要な単位の科目を登録しないと提出できないので、大学ですべきことがなくなると思ったという。勉強だけでなく、大学の空気などはある程度もモノにできたんじゃないか。

 私は2年前の秋、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の大学院に入学した。当初、新入生に対するガイダンスが英語だったことなどに戸惑った。さらに、研究発表で面白いことを言っても、「テリーさん、それはただのフレーズです。論理性がまったくない。万人の理解を得るには、データをきちんと検証していくことが必要です」と何度も言われた。

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