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王者・日テレの苦境 長寿番組の視聴率低迷、ドラマも不作… (2/2ページ)

 最も痛かったのは『イッテQ』の“ヤラセ”報道だという。

 「キャストの内村光良や出川哲朗、みやぞんなど好感度の高い芸人が出演している番組だけに、余計にギャップが大きかった。彼らがヤラセに加担しているわけではないにせよ、家族で見るコンテンツですからイメージは良くなかった。

 日テレは、過去にも不祥事をキッカケに数字を落としたことがありました。1994年から10年連続で視聴率3冠王に輝いていましたが、2004年から2010年まではフジテレビにその座を明け渡した。これは2003年秋に起こった視聴率買収事件(*)も影響したかもしれません。視聴者はテレビの不祥事に敏感です。去年の秋以降、『イッテQ』だけでなく日テレ全体の数字が下がっていることとヤラセ報道は無関係とは言えないでしょう」

 【*視聴率買収事件:2003年、日本テレビのプロデューサーが探偵を使ってビデオリサーチのモニター世帯を割り出し、金銭を渡して自社の番組視聴を依頼していたことが発覚した】

 日テレの数字は落ちてきているが、他局に大きく差を付けられた番組があるかといえば、そうでもない。その証拠に、6月10~16日の週の視聴率3冠王は日テレだった(全日はテレ朝と同率首位)。2週連続の3冠獲得だった。

 「他局の大ヒット番組は、テレ朝の『ポツンと一軒家』くらい。6月10日からの週の日テレは11日火曜、12日水曜の19時台が1ケタだったが、他の民放も足並みを揃えるように1ケタに終わった。他局は今こそ、日テレを追い抜くチャンスなのですが、似たような番組や長時間特番ばかり作っていると、ますますテレビ離れが進むのではないでしょうか」

 他局はチャンスをどう生かし、日テレはピンチをどう乗り切るか。

NEWSポストセブン

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