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【酒井政利 時代のサカイ目】今50代ベテランバンドが熱い! BUCK-TICK、イエモン、スピッツ…止まらない進化 (2/2ページ)

 NHK朝ドラ『なつぞら』の主題歌『優しいあの子』を歌うスピッツも全員50代。軽妙なテンポとやさしいメロディーにギターの音色が弾ける印象的な楽曲だ。『ロビンソン』などのヒットで知られるが、1997年からは『ロックロックこんにちは』『ロックのほそ道』などの音楽イベントを主宰している。

 記念すべき100作目の朝ドラの主題歌に起用されたことに草野は「大好きだった『おしん』や『あまちゃん』のようにインストがいいのではとも考えましたが、歌ありです。『なつぞら』なのに詞が冬っぽい仕上がりになっています。これはお話をいただいてから何度か十勝を訪ね、そこで感じたのは季節が夏であっても、その夏に至るまでの長い冬を思わずにはいられないということ」と“なつぞら”は厳しい冬を経てみんなで待ちに待った“夏の空”という解釈をしたと明かす。「広く美しい北海道の空の力で書かせてもらいました」(草野)

 デビュー当時から草野の楽曲のクオリティーは高かったが、年月を重ねて音楽も練られてきたことで、さらに高みに行き着いているようだ。

 オジさんたちの進化は止められない。

 ■酒井政利(さかい・まさとし) 南沙織、郷ひろみ、山口百恵、キャンディーズ、矢沢永吉ら300人余をプロデュースし、その売上累計は約3500億円。「愛と死をみつめて」、「魅せられて」で2度の日本レコード大賞を受賞した。2005年度、音楽業界初の文化庁長官表彰受賞。

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