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ジャニー喜多川さんが死去 SMAP、嵐ら育成 男性アイドル文化を牽引

 数々の人気男性アイドルグループなどを生んだ芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」社長で、芸能プロデューサーのジャニー喜多川(じゃにー・きたがわ、本名・喜多川擴=きたがわ・ひろむ)さんが9日午後4時47分、解離性脳動脈瘤(りゅう)破裂によるくも膜下出血のため死去した。87歳。

 1931(昭和6)年、米ロサンゼルス生まれ。現地の劇場で、歌いながら踊る男性グループに衝撃を受け、昭和37年、日本でジャニーズ事務所を創業。青井輝彦(あおい輝彦)さんら4人で構成した最初のグループ「ジャニーズ」を誕生させた。それまで男性歌手は直立不動で歌うスタイルがほとんどだったが、本格的に“歌って踊れる”グループの出現は日本の芸能界に衝撃を与えた。

 以後、郷ひろみさん、田原俊彦さん、近藤真彦さんらのほか、「少年隊」などの人気グループを次々に育成。「SMAP」(63年)や「嵐」(平成11年)はバラエティー番組でも活動し、マルチタレントとして国民的アイドルに成長した。

 オリジナルミュージカルのプロデュースにも力を注ぎ、所属アイドルが多く出演するショーでは、戦争や東日本大震災の犠牲者を悼む場面を挿入し、観客に平和へのメッセージを伝えた。平成15年、長年のショービジネスの功績が評価され、第28回菊田一夫演劇賞特別賞を受賞。2011、12年には「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」など、3部門でギネス世界記録認定を受けた。(産経新聞)