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【立川志らべ 週刊BSマップ】忖度、命令…名人たちの苦難の軌跡 終戦74年特別番組「落語家たちの戦争~禁じられた噺と“国策落語”の謎~」 (1/2ページ)

★終戦74年特別番組「落語家たちの戦争~禁じられた噺と“国策落語”の謎~」<8月12日(月)昼12時 BSフジ>

 12日正午からBSフジで終戦74年特別番組「落語家たちの戦争~禁じられた噺(はなし)と“国策落語”の謎~」が放送されます。

 ご存じでしょうか? 私、落語家なんです。いつもは気楽に書いているこのコーナーに、ついに落語の番組が登場です。

 この番組は戦時中の落語界はどんな状況だったのかを描いていきます。

 1940年、華美風俗的で戦意高揚にそぐわない廓話や間男、心中などの噺が「禁演落語」として口演禁止となりました。これは私も入門する前から知っておりました。ただ、禁止したのは、実は軍部や政府など“お上”ではなかったのです。落語家たちが自身の手によって「禁演落語」を選び、口演しないことを決めました。要するに“忖度”ってやつです。東京都台東区のの本法寺に「はなし塚」を建立し、禁演落語の台本などを埋葬。これは今も見ることができます。

 さらに、各寄席では毎月最後の日を「高射砲献納興行」として、売り上げを軍に献納することにしたそうです。

 さらに、軍部・政府の命令で「国策落語」が作られていくわけです。日本独特の“空気”によって戦争に進んでいってしまったわけです。

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