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タランティーノ監督は何にショックを受けたのか? 1969年のハリウッド、女優シャロン・テート殺害事件を題材に描く 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 (1/2ページ)

 クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(公開中)は、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという2大スターを主役に配し、1969年のハリウッドを描く。カルトファンのノスタルジーを軽く越えてくるところは、タランティーノの真骨頂といえるだろう。

 ドラマは女優シャロン・テートの殺害を題材としたハリウッド映画界の内幕ものといっていいが、当時テレビや映画ファンだったタランティーノの熱い思いが時代を鮮やかに映し出す。

 マカロニウエスタンをはじめ、『グリーン・ホーネット』『FBIアメリカ連邦警察』『コンバット』などの映像、話題、広告がそれとなく登場するから、60年代のテレビ・映画ファンは必見だ。

 だが、予想のつかないドラマ展開のおかげもあって、カルトファンのノスタルジーを越えたエンターテインメントに仕上がっている。『イングロリアス・バスターズ』が大好きな従来のタランティーノ派はもちろん、往年の映画ファンも十分面白さを堪能できるので、同監督の最高傑作といっていいのではないか。

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