記事詳細

【みうらじゅん いやら収集】“ユノミン”は置き所に困る“いやげ物” 「これ、なんて読む?」寿司屋仕様の“エロ”湯呑み (1/2ページ)

 一時期、つーか、今も見つけりゃ買ってしまうんだろうけど、ヘンな湯呑みを集めてた。お湯を注ぐとヌード写真が現れるやつとか、おやじの小言が湯呑みの側面にビッチリ書かれてるやつとか。

 でも、大概は観光地の土産物屋の隅、今では誰も旅の思い出には買わんだろって品。要するに、みやげ物ならぬ“いやげ物”。高度成長期の浮かれポンチ品のたぐいである。

 「どうぞお茶でも」と、訪問先で出された湯呑みがコレじゃ、どんな気がする?

 いやらしい春画プリントの湯呑みを手に、“ここの奥さん、どんな趣味なんだ”と夜の方も妄想しかねない。

 集めた中にはバカデカイものもあって、側面に達筆な字で“西郷隆盛”と書かれている。当然、本人のものではない。呑み口は20センチくらいあって、西郷どんの器の大きさを表現しているのであろうが置き所に困る。

 それらを総して『ユノミン』と、プリティに呼んでいるのだが、ほぼ絶滅危惧類。唯一、現在もユノミンが活躍している場は寿司屋である。側面にネタの魚が書き込まれていて、ウンチク流行りのTVでよく出題にもなる魚へんの漢字。

 「これ、読めるか?」などと、若い女に得意げに聞いてるオヤジの顔が浮かぶ。どうせ寿司屋の後、よからぬことをしたくてウズウズしてるに違いない。

関連ニュース