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今どきのインド映画は恋とダンスだけじゃない! 東京・キネカ大森で「インディアンムービーウィーク2019」開催 (2/2ページ)

 『カーラ 黒い砦の闘い』(パー・ランジット監督)はインド映画には欠かせないラジニカーント主演の社会派ドラマ。ムンバイの巨大スラムで王としてあがめられているカーラ。そこを開発して利権を得たい敵は社会的弱者を排除しようと実力行使に出る。ラスト8分の金縛り映像は大画面でこそ見るべきだ。

 純愛ものなら『’96』(C・プレームクマール監督)。20年ぶりの同窓会で旅行写真家のラームは初恋の女性ジャーナキに再会し心が揺れる。宵の口から夜明けまでのチェンナイの街が美しい。ヴィジャイ・セードゥパティの不器用な男ぶり、トリシャーの涙目、主演2人の演技が圧倒的だ。

 他にも佳作ぞろい。恋愛とダンスだけではなくなった現代の多様ぶりに注目したい。(望月苑巳)

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