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【追悼・人たらしの極意】長男・基一朗氏が明かした…高須基仁氏の壮絶な最期 がん細胞の脳転移は50カ所も「連載は止めない」 (1/2ページ)

 先週17日午後9時33分に父である高須基仁が他界した。

 息を引き取る6時間前に本人と最後の話をしたことについて、親父がこよなく愛した夕刊フジの連載で、親父の論調をイメージしながら書きたいと思う。

 小細胞肺がんで「余命1カ月」を宣告されたのは、5月上旬のことだ。この段階でがん細胞の脳転移は50カ所以上。「週単位の経過で、顔を見ても誰なのかを認識できず、物事を忘れる環境を考えてほしい」という言葉が医師から本人に伝えれた。

 そこからは一つ一つの目標を掲げて毎日を一生懸命に生きていた。

 第一に、父が夕刊フジの連載を命が終わる最後の最後まで止めないことを声高らかに宣言したのが、印象深かった。

 そして、この宣言通り、先週の連載締め切りを守って執筆後、この世を去った。

 ■すさまじい精神力

 脳にそれほどの重篤な転移があると、「本来は意識混濁や記憶障害など多くの問題が起こる」と医師に言われ続けたことで父も毎日、メモを取り続けた。この環境に抗って最後まで意識をしっかり持って話をしていた。

 これについては、亡くなる当日の8時間前に医師から、「すさまじい精神力だ」と告げられたほどだ。

 だが、最期は誤嚥性肺炎を突発的に誘発してしまい、病状が急変した。 父が最後の最後まで僕に言う言葉は否定的な言葉ばかりだった。

 「お前には俺の代わりは無理だ」「お前にはできない」「務まらない」

 この手の言葉を会うたびに言われた。

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