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Aマッソ「大坂なおみ」騒動で波紋…芸人“差別的ネタ”が横行するワケ 演芸評論家「笑いの芸術が軽く見られている証し」 (1/2ページ)

 配慮を欠く発言があったとして、お笑い芸人が謝罪する騒動があった。テニスの大坂なおみ選手の肌の色に言及した発言とされる。日本では、いまだにブサイクやデブ、ハゲといった人の容姿で笑いをとるネタが当たり前だが、海外では差別的な発言には厳しい視線が注がれている。東京オリンピックを来年に控え、外国人の来日が増える中、日本のお笑いは大丈夫か。

 今回問題になったのは女性コンビのAマッソ。9月22日のお笑いライブのステージで、「大坂なおみに必要なものは」「漂白剤」といったネタがあったとして、ネット上で批判が集中し、所属事務所のワタナベエンターテインメントが謝罪。大坂側にも謝罪したと報じられた。

 「彼女たちは女を武器にした笑いを敬遠して、とがったネタを追求していたが、それを取り違えたといえる。直球で偏見や差別に注意を払わず、とがっていると勘違いした変化球を投げたら、危険球だったという感覚。『発想力が飛びぬけている』と評価されていたネタづくりに過信があり、ひとりよがりだったのではないか。笑いやユーモアは高度でなおかつ複雑。アンバランスを欠くと笑いではなくなる」と演芸評論家の高山和久氏は指摘する。

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