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【玉袋筋太郎 玉ちゃんの酔滸伝】商売の苦労、厳しさ、そして喜び… 心打たれたプロレスラー・川田利明さんの一冊 (1/2ページ)

 スナック玉ちゃんが10周年を迎えました。「スナック玉ちゃん赤坂店」のことではありません。私が開催するスナックイベント「スナック玉ちゃん」が、開始から10周年を迎えたのです。現在の活動や店舗経営、人脈が生まれたのもすべてはこのイベントから始まったのです。

 10年前は現在のようにスナックがテレビや雑誌メディアに取り上げられることはありませんでした。取り上げられたとしても客同士のトラブルなどというダーティーな事案ばかりで、好意的なメディアはなかったのです。

 イベントを始めたきっかけは、ビギナーやメディアに対してスナックの楽しさ、素晴らしさを少しでも知ってもらいたいという願いからでした。そこから人の輪が繋がり、それまでミステリアスでハードルが高くて扉を開けることができなかった人たちにスナックを身近に感じてもらい、すんなり遊びに行ってくれればいいという使命感だったのです。

 初期は本当に白い目で見られていたイベントで、挫折しかけたこともありましたが、実家がスナックだったこともあり、スナックに育ててもらった私が、全国のママやマスターに少しでも恩返しをしたいという気概を持って続けていたら、あっという間に10年がたったということなのです。このイベントは私のスナック人生という大河の最初の源流と言っても過言ではありません。

 そんな感慨にふけっている私に「そんなものは自己陶酔も甚だしい」と冷水をぶっかけてくれた1冊の本と出合いました。著者はプロレスラーの川田利明さん。

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