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【元文春エース記者 竜太郎が見た!】「暴力団と一緒」発言のウラ 郵政・鈴木副社長、メンツ潰された“子飼い”に逆ギレ 視聴者からは抗議殺到、NHK職員の心中は… (1/2ページ)

 「NHKは暴力団と一緒」と、元総務次官で日本郵政副社長の鈴木康雄氏(69)が痛罵した騒動。かんぽ生命の不正販売を報じたNHK「クローズアップ現代+」の取材手法への怒りだが、かんぽ生命と日本郵便が高齢者らに損害を与えたのは2015年からの5年分だけでも9万件以上。それを先駆けて報じたテレビ局を悪者呼ばわりするとは、盗っ人たけだけしい。

 「鈴木氏は2009年に事務方トップに上り詰め、退官後は日本郵政に天下りした。NHKと総務官僚は伝統的に“逓信ギルド”として協力関係にありますが、歴代次官の中でエキセントリックという評判の鈴木氏が爆弾になるとは思ってもみなかった。完全に読み違えましたね」(NHK幹部)

 鈴木氏としてみれば“子飼い”のNHKにかみつかれたのが、よほどメンツを潰されたと思ったのかもしれない。

 「郵政経営陣にクロ現がインタビュー依頼していたのは事実ですが、(情報提供の)動画を消してほしければ取材を受けろという交渉はしていない。担当者から上がったメモを鈴木氏が勘違いして激昂。『責任者の会長を出せ』と抗議したが、個別の番組ごとの抗議に会長を引っ張り出せるわけがない。そしたら総務省出身だけあって考えたのか、経営委員会に直接抗議を入れたのです」(同前)

 ところが経営委員会がNHKにその件を伝え、上層部は「怒り心頭の鈴木が総務省まで巻き込み、死に物狂いで嫌がらせをしたら厄介」と判断し、続編を中止することに。もちろんこんなことは前代未聞だ。

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