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【みうらじゅん いやら収集】狂喜乱舞のバブル期が去り、立場危うくした“パンティ” (1/2ページ)

 かつて、パンツには三段活用があった。

 『パンツ・パンティ・スキャンティ』

 これはどんどん布が小さくなっていく様を示した昭和の方程式だったが、極小を表すスキャンティは今では死語となった。

 スキャンティが誕生した時、女性アイドルグループ、キャンディーズが全盛期を迎えていて、その名を捩(もじ)って“スキャンティーズ”を結成した日活ポルノの女優たちもいたぐらいそれは魅惑的なランジェリーであった。

 スキャンティーをさらにエゲつなくしたものが、Tバック、Oバックと呼ばれるもので、半ケツどころかほぼ全ケツを下しておられた。世はバブル期、真っ只中。ボディコン姿にジュリ扇振って“えーじゃないか、えーじゃないか?”と、狂喜乱舞。

 そんなツケが、ケツにも回ってきて、バブルが弾けた時にはパンティすら、その立場を危うくし、アンダーショーツ、または味気も何もない素のパンツ表記となって、エロフェッショナルな男性諸氏を嘆かせた。

 辛うじてパンティの名を止めたのは、パンティストッキング。しかし、肉でいえば脂身に当たる部分“ティ”が削ぎ落とされ、パンストなどとつまらない名称に落ち着いた。

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