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【酒井千佳の気分は明朗快晴】危機感をどう伝える? 難しい“言葉の選び方” (2/2ページ)

 そしてなんといっても難しいのが言葉の選び方。今回の台風は記録的な大雨や暴風をもたらすことがあらかじめ予想されていたので、この危機感を皆さんに伝えるためにはどうすればよいのか、頭を悩ませました。

 「ものすごい台風が来る」ということは気象庁の会見やニュースなどでもかなり伝えられていたと思うのですが、それを他人事でなく自分のこととして考えている人がどれくらいいるのか。自分の行動につなげてもらうための言葉選びは、正解がなく、いまだに自分の伝え方がよかったのか自問自答です。

 今回の台風で本当に恐怖感を感じた方も多かったと思います。このような異常気象が実際に頻繁に起こってしまう時代です。気象キャスターは人の命も救うことのできる仕事だという責任感を持って、これからもより皆さんに伝わる防災情報を追求していきたいと思っています。

 ■酒井千佳(さかい・ちか) 気象予報士、フリーアナウンサー。1985年5月18日生まれ。兵庫県出身。京大工学部建築学科卒業後、北陸放送、テレビ大阪での局アナを経て、2012年4月、フリーに転身。アナウンサー1年目に取得した気象予報士の資格を生かし、「Oha!4 NEWS LIVE」(日本テレビ系)、「おはよう日本」(NHK)に出演。

 現在は「Live News it!」(フジテレビ系)の「お天気コーナー」レギュラー。

 座右の銘は「為せば成る」。

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