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【今観たい 俺たちの松田優作】「蘇える金狼」(1979年角川春樹事務所、村川透監督) ハワイで実弾訓練した見事なガンアクション! (1/2ページ)

 『野獣死すべし』の前年、同じ村川透監督で作られた大藪春彦の初期の代表作。

 朝倉哲也(松田優作)は風采のあがらない経理部のサラリーマン。だが夜になるとボクシングジムに通い、鍛えている。それにはわけが…。

 ある日、共立銀行の現金輸送車が襲われ、9000万円が奪われたが、犯人は朝倉だった。勤務する東和油脂を乗っ取る野望の第一歩だった。朝倉はその金をヘロインに替えると次の手を打つ。

 経理部長の愛人、永井京子(風吹ジュン)をクスリとSEXでたらしこみ、会社の秘密を手に入れる。それは総会屋の桜井(千葉真一)から役員がゆすられているという情報。桜井のバックには大物フィクサーがいることも分かった。

 清水社長(佐藤慶)は探偵の石井(岸田森)らを使い桜井を始末する。ところが今度は石井が裏切る。清水は重役にするから、石井を消してくれと朝倉に泣きついた-。

 大ヒットしたためか、以後も何度もリメークされている。例えば1998年版の映画は監督が渡辺武、真木蔵人主演。

 テレビでも連続ドラマとして99年から香取慎吾主演で作られている。それだけ当時の社会のニーズに合う原作だったといえる。風吹ジュンとの濡れ場がしつこすぎるという批判もあったが、結城しのぶ、吉岡ひとみのヌードが見られると評判になったのも一興。

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