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【外国人が見るニッポン】離婚は恥!? ハードルが高い日本人の結婚観 (1/2ページ)

 皆さん、ズドラーストヴィチェ!(ロシア語でこんにちは!)

 生まれはロシア、育ちは関西、舞台は東京!ロシア系関西人の小原ブラスです。

 このコラムでは、これまで外国人から見る日本人のさまざまな不思議をご紹介してきましたが、今回は日本人の結婚観の不思議についてのお話です。

■親の再婚は不幸?恥?

 僕が「生まれはロシア、育ちは関西」と自己紹介をしているためか、「ロシア人なの?ハーフなの?」とよく混乱を招いているようなのですが、僕は純粋なロシア人。僕がロシア人であることを伝えると必ず「何で名字は日本名なの?」と聞かれ、子供の頃にロシア人の母親が日本人と再婚したからだと理由を説明すると、日本人は決まって「なんかゴメンね」と謝ってくるのです。

 日本人にとっては不自然ではないのかもしれませんが、ロシア人にとってはよく「日本人あるある」として語られるほど、この「ゴメンね」は日本人らしさを感じさせられる「ゴメンね」なのです。

 何で日本人は親が再婚したことを説明すると「なんかゴメンね」と謝るのか?このことについて日本人の友人に聞いてみたことがあります。

 「だって親にバツが付いてることを言わせてしまった訳だから、そんな悲しい過去を話させてしまってゴメンねということだよ」

 そうなんです、日本人にとって離婚経験があるということは、公の場では言いたくない、できれば隠しておきたいことなのです。まるでそれを人生の失敗であったように離婚を恥じる、それがロシア人にとっては不思議なことなのです。

■お試し婚? 結婚に対するハードルの違い

 ロシアの離婚率は世界でもトップレベル。調査によってまちまちですがおおよそ60%、なかには80%だという調査結果もあるほどです。大半のロシア人は離婚経験があり、そしてめげずまた何度も再婚を繰り返す。再婚率もかなり高いので、今のお父さんが3人目、4人目なんてことは珍しくもなく、それが辛い経験だなんて思われることはまずありません。

 離婚は恥ずかしいことではなく、むしろ「やっと決断したか」と離婚する勇気を称える風潮すらあります。なかには何度も離婚している女性はそれだけ魅力的だという考え方もあるほどです。バツ1、バツ2…というよりも、星1つ、星2つというような感覚でしょうか。

 簡単に離婚が出来るということはそれだけ、結婚に対するハードルも低く、簡単に結婚をするということでもあります。芸能人が酔った勢いで結婚したニュースも定期的に聞くし、付き合ってから結婚までの期間も数週間というのも珍しくはないです。日本だったら「お試し婚」なんてワードが出てきそうですね。もちろん婚姻率もロシアは世界で1位です(2017年調べ)。

 自分の人生は自分のもの、結婚してみなきゃ幸せになれるか分からないし、幸せになれない婚姻は続けるべきではないというのがロシアの結婚観なのです。

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