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【ぴいぷる】太田裕美「歌うことが生きること」 当たり前のことが幸せ…前向きに音楽と向き合う ニューアルバム「ヒロミ☆デラックス」リリース (2/3ページ)

 アルバムには「木綿のハンカチーフ」と「さらばシベリア鉄道」のセルフカバーも収めた。「やっぱり45年のデラックスなんでね。みなさん聴きたいでしょうし」

 幼いころからステレオやラジオ、テレビから流れてくる歌に包まれて育ってきた。しかし、決して歌手になろうなんて考えていなかった。

 きっかけはひょんなことだった。中学生のとき、ザ・タイガースのファンの友人たちとグループを作っていた。その中の森本太郎のファンだった友人が1枚のはがきを学校に持ってきたのだ。

 「スクールメイツの応募はがきだったの。彼女は申し込んだ覚えがないって言うんです。でも、みんなで“スクールメイツってナベプロだから、受かったらタイガースに会えるんじゃない”って盛り上がっちゃって。友人はいかないと言うので、私が代わりに受けにいったんです」

 それで合格したのだから、人生は分からない。そこから、親には学業も両立させるからと説得して芸能界に踏み込んだ。

 「入ってすぐに、お正月のかくし芸大会の収録があったの。私は東軍の応援で、タイガースは西軍。だから向こう側に座っているタイガースを見ちゃいましたよ。ほんと、入ってよかったって思いましたね。でも何がきっかけかなんて分からないものですね」

 45年目の今年、大きな転機を迎えた。10月、乳がんで治療中であることを明かしたのだ。7月のコンサート後に手術し、8月から抗がん剤治療を行ってきた。

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