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【ぴいぷる】太田裕美「歌うことが生きること」 当たり前のことが幸せ…前向きに音楽と向き合う ニューアルバム「ヒロミ☆デラックス」リリース (3/3ページ)

 「何かおかしいなと思って病院にいったんです。しこりがあったんですよ。で、やっぱりそうだった。意外と冷静に受け止めましたね。むしろ仕事どうしようって思いのほうが強かった」

 仕事をしながら、治療を続けることを選んだのには理由がある。

 「もちろん11月に記念のコンサートを控えていたこともあるけど、私にとって、歌わないほうがストレスになると思ったんです。自分さえ頑張ればいいんだと。肉体的なつらさより、精神的なつらさのほうが耐えられないなって」

 公表したことで、同じ病気で闘っている人が多いことを知った。

 「すごい反響があったんです。病気で苦しんでいる人がすごく多くて、生きることに真摯(しんし)に向き合って、励まし合っていくことも悪くないなと思いましたね」

 だからこそ、今は歌い続けることの大切さを強く感じている。

 「私にとって、歌うことが生きること。生きることが歌うこと。こんな当たり前のことが幸せに思えるんですよ。だからもっと歌がうまくなりたい。もっといい曲を作りたい。すごく前向きな気持ちで音楽に向き合っています」(ペン・福田哲士/カメラ・酒巻俊介)

 □11月24日、東京国際フォーラム 太田裕美コンサート~まごころ大感謝祭〈45周年45回転でくーるくる〉

 ■太田裕美(おおた・ひろみ) 1955年1月20日生まれ、64歳。埼玉県出身。74年、「雨だれ」でデビュー。75年、「木綿のハンカチーフ」が大ヒット。以後「赤いハイヒール」(76年)、「九月の雨」(77年)、「さらばシベリア鉄道」(80年)などヒット曲多数。82年、歌手活動を一時休止し米国に単身留学。85年に結婚。89年に出産。92年から音楽活動を再開した。デビュー45周年の記念アルバム「ヒロミ☆デラックス」(ソニー・ミュージックダイレクト)をリリース。11月24日には東京国際フォーラムホールCで「太田裕美コンサート~まごころ大感謝祭〈45周年45回転でくーるくる〉」を開催する。

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