記事詳細

【帯ドラマ劇場 週刊やすらぎの刻~道】物語は平成へ上京した公平夫婦 「土いじったことお前あるのか?」 (1/2ページ)

 ■先週のおさらい

 1989(平成元)年。65歳の公平(橋爪功)と66歳のしの(風吹ジュン)は、都内に暮らす二男・竜(駿河太郎)と三男・健(青柳信孝)に招かれて、東京見物にやってきた。

 息子たちは歓待してくれるが、モノを大事にしない都会の暮らしに二人は戸惑うばかり。しかも、竜の長男・翔(菅谷哲也)は学校に行かず、引きこもりだった。公平たちが話しかけてもほとんど返事はない。竜もどうしていいか困っているという。公平は翔に聞いた。

 「土いじったことお前あるのか?」

 二人は、ゲームや漫画など欲しいものを与えられ過ぎている環境が原因だと思い、それら全部を内緒でゴミとして捨て、山梨・小野ケ沢に戻った。しのは「いつでも電話しておいで」と翔に手紙を残した。

 公平たちの長男・剛(田中哲司)は農園を経営していた。収穫作業に追われる剛のところへ相談にやってきたのは、公平たちと同居している四男・圭(山村憲之介)。新しく建てる家に、公平たちが同居せず、今住んでいる家でそのまま暮らしたいというのだった。

 長女・晴子(手塚真生)は看護婦で、週の半分以上を韮崎の病院に勤務しており、二女・里子(菅野恵)も離れたところに住んでいた。圭は、歳をとった両親を世話するものがいなくなってしまうことを心配していた。