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【壇蜜のもっとハァハァしてる?】信用できないと言われた…私の「おいしい」 (1/2ページ)

★其ノ参百伍

 「それ、信用できない」と言われたことがあります。

 相手に私への悪意があったわけではありませんし、私も「ですよね」と思わず言ってしまいました。「信用できない」のは私のいう「おいしい」という言葉です。

 「おいしいお菓子で、東京で買えるものを教えて」(地方の仕事先に土産として持っていくらしいのです)と知人に聞かれたときにあれこれ答えたのですが、最後の締めくくりに「でも私、結構な“バカ舌”だよ。何でもおいしいからなぁ」と言ってしまったがため、知人に不穏そうな顔で言われたのでした。

 彼女は、私が元和菓子工房の職員で調理師免許も持っているからという前情報に信頼感を覚えたのでしょう。「信用できない」は悪感情が含まれておらず、不安が顔に出ていて申し訳なく感じるほどでした。親しい間柄なので「ね、信用できないでしょ」と笑いあった次第です。結局2人でインターネットの通販サイト評価を見ながら購入したのでした。

 “バカ舌”というよりは、大概のものがおいしいといったほうが正確かもしれません。子供の頃からその兆候はありました。スカスカになってしまった母の蒸しプリンも、妙にしっとりしてしまった父のチャーハンも、ケシズミのように焦げてしまった祖母のスペアリブも、「おいしかったのでまた食べたい」と言っていたほどです。

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