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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】2019年にはインターネット広告費が「テレビ」を抜く見通し 今回の「無血開城」はプラットホームの問題 (1/2ページ)

 鳥羽伏見の戦いで旧幕府軍側として参戦していた新撰組副長、土方歳三は敗走の中で、「戦は剣豪の時代ではなく、銃器や大砲の時代となった」と嘆いたという。

 そして間もなく江戸城の「無血開城」が行われ、江戸幕府は260年の巨大な歴史を閉じた。

 そして再び時代は動いている。広告大手・電通の発表によると、インターネット広告費は5年連続増加の16・5%増で2桁成長、いよいよ首位のテレビに迫り、2019年には地上波テレビの広告費を抜く見通しだという。数字は残酷だが、同時に一番信頼できるものでもある。

 戦後1953年から日本のテレビ放送は始まった。今年で66年目である。

 私たちアラフィフ世代は、テレビがど真ん中にいた時代を生きた、まさにテレビっ子。とくにエンターテインメントに関しては、「仮面ライダー」「ウルトラマン」「太陽にほえろ!」「ザ・ベストテン」「夕焼けニャンニャン」「月9ドラマ」と、常にテレビと向き合っていたと断言していいであろう。

 そして今、インターネットで見たニュースでは昭和と平成を象徴するかのような巨大なイベント番組の視聴率が、歴代で最低の数字であったという。

 広告費という無慈悲な数字が、テレビからインターネットに「無血開城」していくさまを、私たちテレビっ子世代は、どのような思いで受け止めればいいのだろうか。

 また私たちのように、テレビで飯を食わせてもらった人間はどうアクションすれば、いいのであろうか。

 この時代のリアルな変動について、私的に交流のある優秀なテレビ関係者と意見を交換しても、意外に歯切れが悪いことがある。結局、彼らも分からないのである。

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