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【玉袋筋太郎 玉ちゃんの酔滸伝】最高にカッコいい村西とおる監督の半生 辛くても「ガチに本番」で生き抜くのみ! (2/2ページ)

 莫大(ばくだい)な業績を上げ帝国を作った村西監督でしたが、逮捕、ロマン追求のための放蕩(ほうとう)経営などで帝国は崩壊、全てを失いおまけと言うには大きすぎる借金50億円まで背負ってしまったのです。

 そんなどん底な状況下にもかかわらず起死回生の勝負に出るのが村西監督なのです。普通の人間なら、村西監督の状況では絶対に人生にくじけてしまい、命までを失ってしまうでしょう。

 そこでも、逆境に屈することなく、あがき続ける姿が先日公開された映画「M/村西とおる狂熱の日々 完全版」に焼き付けられています。

 どん底の中で勝負した制作現場はズンドコの日々。それでも当時の村西監督はスタッフ・出演者一同が「監督、もうおしまいですよ」といった空気の現場にくじけることなく突っ走る姿は滑稽でありながら最高にカッコいいのです。

 村西監督は想像を絶するどん底状態でしたが、直近に見事に監督の人生を描いたドラマ「全裸監督」という作品で不死鳥のごとく蘇りました。私の苦闘の日々なぞ村西監督の人生に比べたら、どうってことないのです。

 「玉袋筋太郎のすべてを煮るなり焼くなりしてください!」。この気持ちで毎日を生き抜くのみなのです。

 ■玉袋筋太郎(たまぶくろ・すじたろう) お笑い芸人。1967年6月22日生まれ。東京都新宿区出身。86年にビートたけしに弟子入り。TBSラジオ「たまむすび」(金曜)、TOKYO MX「バラいろダンディ」(火曜)にレギュラー出演中。2013年から一般社団法人全日本スナック連盟会長。著書に「スナックあるある この素晴らしき魑魅魍魎の世界」(講談社)、「スナックの歩き方」(イースト新書)など。

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