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【テリー伊藤 狸の皮算用】先発完投は絶滅危惧種…カネやんも天国で嘆いてる!? (1/2ページ)

 日本高校野球連盟は、来春の選抜大会を含む公式戦から「1週間で1人500球以内の球数制限」を導入する。

 野球ではもうひとつ、国際大会の「第2回プレミア12」で日本代表は初優勝したが、侍ジャパンの稲葉篤紀監督はすべての試合で継投策をとった。7回以降は、甲斐野央(ソフトバンク)、山本由伸(オリックス)、山崎康晃(横浜DeNA)とつないでいた。

 これらのことから、私が真っ先に浮かんだのは、「いよいよ投手起用も箱根駅伝みたいになるのか」ということ。

 今後、高校野球もリトルリーグも草野球も、1人のエースに全イニングを任せるのではなく、数人の投手で試合を作るようになっていく。先発も5回でお役御免となると、完投できるような強い肩の持ち主は現れないんじゃないか。

 肩を壊させないことと、楽をさせることは違う。メジャーは肩の管理がしっかりしていて、無理はさせないといわれる。しかし、日本では先発投手が中6日のローテーションなのに対し、メジャーは中4日で回している。移動も厳しい。少年時代から継投が当たり前という世界で投げていると、メジャーで活躍するような肩の持ち主は出てこない。

 今年、先発完投型の投手に贈られる沢村賞は、19年ぶりに「該当者なし」だった。ともに15勝の巨人・山口俊、日本ハム・有原航平投手に絞られたが、山口は完投がゼロ、有原は1つだけ(選考基準は10以上)。投球回も基準の200イニングに達した投手は1人もいなかった。先発完投投手というのは、絶滅危惧種になってしまうのか。

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