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【元文春エース記者 竜太郎が見た!】梅宮辰夫さんは「男の中の男」だった 「アンナ、羽賀騒動」の際も嫌な顔をせず対応してくれた (1/2ページ)

 「辰兄(たつにい)」こと梅宮辰夫さんが12月12日、慢性腎不全で亡くなった。81歳だった。

 筆者が好きな映画「日本暴力列島 京阪神殺しの軍団」で、花木(小林旭)と兄弟分の金光(梅宮)は、「わいら、この国じゃ裸一貫。元手は命だけや。命張ってやったる。極道も警察もなんもかんも敵じゃ!」とアナーキーなセリフを吐くが、眉をすっかりそり落とし、そり込み頭の梅宮さんのど迫力たるや、まさに本物の貫禄。「満州小唄」を口ずさむ姿もまた哀愁を漂わせていた。日本映画の金字塔「仁義なき戦い」をはじめ、60年70年代の映画全盛期に“不良”を演じ、スクリーンで暴れ回った梅宮さんは、まごうことなき“映画スター”である。

 「眉をそったのも本人発案の役作り。東映やくざ路線ではこわもてで熱い男を演じましたが、素顔は非常に穏やかな人柄で、誰に対しても分け隔てなく優しく、多くの人に愛されていました」(東映関係者)

 実家は戸越銀座で開業していた梅宮医院。父親の跡を継ぐために早稲田高校を経て医学部を受験したが、不合格となり日本大学法学部へ入学(後に中退)。在学中に銀座でスカウトされ、東映ニューフェイスに合格。女たらしと不良を兼ね備えた「不良番長」シリーズが大ヒットし、東映看板スターへ。梅宮さん自身も「仁義-」などのシリアスな役よりも、同シリーズのキャラが本来の自分に近い、と述懐している。そして当時は、「毎日通う銀座のクラブに、7人以上の彼女がいる」と豪語するほどのモテ男として知られた。

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