記事詳細

令和初の紅白歌合戦 アスリートの力が盛り上げに一役 総じてさらりとした印象も? (1/3ページ)

 令和となって初の、そして、東京五輪・パラリンピックが開催される「2020年」を見据えた紅白歌合戦が終わった。2020年を見据えるにふさわしい紅白となったが、昨年の「平成最後の紅白」が良くも悪くも、アクの強いものであったことを踏まえると、さらりとした紅白になった感も強かった。(兼松康、石井那納子)

 アスリートたちが前面に押し出された紅白だった。

 終盤の「風が吹いている」(いきものがかり)、「栄光の架橋」を含むメドレー(ゆず)、今回、初披露された「NHK2020ソング」の「カイト」(嵐)と並んだ終盤は、来年の東京五輪・パラリンピックを想起させた。そして、松任谷由実さんの「ノーサイド」は、世間をにぎわせたラグビーの日本代表選手を涙させるに十分な曲として会場のNHKホールに響き渡った。

 過去の五輪や来年の期待選手の映像、ラグビーワールドカップ(W杯)で、史上初のベスト8に進出した日本代表フィフティーンの映像が流れ、その感動を思い出させ、来年への期待を抱かせた。

 松任谷さんの「ノーサイド」では、目に涙を浮かべるフィフティーンの姿が見えるなど、映像の力もあいまっているが、音楽が感情に働きかける力の強さを感じずにはいられなかった。

 新顔の面々も、新しい音楽の魅力を感じさせるのに十分だった。レコード大賞を獲得した「Foorin」は、子供たちから人気に火がついた「パプリカ」を「紅白スペシャルバージョン」で披露。今回は英語バージョンを歌う「team E」も出場。子供たちから世代を超えて伝わった人気を、さらに海外にも広めようとする勢いで、楽しいステージを披露した。