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【元文春エース記者 竜太郎が見た!】歴代最低視聴率…NHK紅白歌合戦“惨敗”にこれだけの理由 スポーツ偏重のくどい演出がアダに (2/2ページ)

 「気の毒なのはLittle Glee Monster。第2部の初っぱなに、NHKラグビーワールドカップ2019のテーマソング『ECHO』を歌いましたが、終盤の特別枠で登場した松任谷由実の『ノーサイド』がラグビー関連でメインになり、いわば前座扱いとなってしまった。そこはどっちかにしないと、リトグリの歌唱が素晴らしかっただけに残念です。そして視聴者も『またラグビーの話題か』となり、くどい感じを受けた」(同前)

 オリンピック関連もやり過ぎ感が否めない。嵐が国立競技場で歌ったNHK2020応援ソングの後、再び大トリでメドレーを歌唱したが、まとめて歌えばスッキリしたのではないか。本来、紅白は歌の祭典のはず。それがスポーツを盛り上げる演出に偏って、スポーツの祭典のように見えてしまった感がある。それが視聴率惨敗の理由かもしれない。

 ■中村竜太郎(なかむら・りゅうたろう) ジャーナリスト。1964年1月19日生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から文藝春秋「週刊文春」編集部で勤務。NHKプロデューサーの巨額横領事件やASKAの薬物疑惑など数多くのスクープを飛ばし、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞受賞は3回と歴代最多。2014年末に独立。16年に『スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ』を出版。

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